学生時代には毎年スタンドで観戦していた早明戦。11月の慶明戦に続き、関東大学ラグビー対抗戦グループの優勝をかけたこの一戦を、東京・国立競技場まで観に行ってしまった。定期戦としての早明ラグビーをスタジアムで観戦するのは、大学卒業以来だ。かつてはチケットを取るのも大変で、徹夜組まで出るほど当日の自由席スタンドの陣取り合戦には熾烈なものがあった。昨今は明治の低迷もありTV観戦していてもけっこう空席が目立つように見受けるので、のんびりと出かけてみた。

青山門付近。明大スポーツ新聞部が特集号を配布

開始直前のゴール裏に臙脂の巨大ジャージー

早稲田ボールでキック・オフ
試合序盤から明治が早稲田を圧倒しゴール前に迫るが、得点に結びつかない。早稲田のディフェンスがすばらしく、明治のFW陣をことごとく前で止め、攻めてはカウンターからの突破力に勢いがあった。スクラムやモールを低くうまく組む早稲田が主導権をたぐり寄せるいっぽう、明治は防御に回るとタックルが甘く、一発では止めきれない。全勝だったこれまでの試合とは何かが違った。膠着状態のFWからBKに展開すれば取れたろう、という局面もいくつかあったし、敵陣ゴール前で得た相手のペナルティでも、FW戦にこだわりすぎた。終わってみれば15-31のダブルスコアとなった第86回の早明戦、凱歌は早稲田に。

早稲田ファンは勝利の凱歌

斜陽に追われて競技場を後に
西日のまぶしい国立競技場のバックスタンドでは、上機嫌の早稲田のオヤジたちが右腕を高々と振り上げながら「都の西北」を歌っていた。